英国との連携

英国インテリアデザインビジネス協会は、英国のインテリア・デザイナーの団体、「英国インテリアデザイン協会(BIID)」との連携で、日本でのプロジェクトに当たります。BIIDに所属するデザイナーは、現在約2000名。入会には厳しい審査があり、実績によってグレードが上がるピラミッド型昇格システムを採用しています。最上位約350名の正会員の多くは世界市場で活躍しており、所属するデザイナーの多くは、住宅のみならず、商業施設デザイン、そして、プロダクトデザインの分野でも脚光を浴びています。メンバーにはその活躍からサーやレディの称号を持つセレブリティデザイナーも多く、英国をはじめ、世界のデザイン市場で大きな影響力を持っています。

BIIDが世界最高峰のインテリアデザイン集団といわれるゆえんは、建築家や工務店などのチームを率いてプロジェクトを主導できる職能にあり、インテリアデザイナーをとりまく業界や社会において建築家やエンジニアと対等な立場で協業できる環境を整えてきたことにあります。英国のインテリア教育が、もともとギリシャローマ時代から積み重ねられた建築ならびに装飾芸術のセオリー踏襲するものであることも、職業としての学術的土台を盤石にしています。こうして、インテリアデザインは高い付加価値を生み出すという社会的コンセンサスのもと、デザイナーはそれぞれが独立して、自らの看板でインテリアデザインビジネスを成功させています。

BIIDの協会としての最も重要な役割は、マーケティング、教育、法的側面から、所属するデザイナーをサポートすることです。世界中から年間1000万件以上のアクセスを誇るBIIDのウェブサイトでは、インテリアデザイナーやプロダクトを検索することができ、デザイナーと世界中のプロジェクトを結びつけています。年間40回以上を数えるCPD教育プログラムやBIID上位メンバーとのアドバイスセッションは、所属デザイナーの成長に寄与しています。そして何より、BIIDに所属すること自体が、デザイナー同士の強力なネットワークとバックボーンを得ることになります。

今や英国では、インテリアデザイナーは弁護士や医者、銀行家からも転身する憧れの職業の一つです。50年前にはまだ一般に認知されていなかったインテリアデザイナーという職業を世界に冠たる地位にまで押し上げたのは、BIIDの活動の賜物です。そしてその活動はメンバーのボランティアワークによって成り立っています。デザイナーたちのプロ意識が、BIIDの活動、そして英国のデザイン市場そのものを支えています。

2016年10月から11月に来日したBIID Mission 2016メンバー。BABIDはプロモーション、雑誌編さんなど、様々な面で協業並びにサポートを行いました。

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